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2014/04/17

独り言

庭の落ち葉を集めて樹の根元に集めておくと、そのうちに枯れて発酵して良い肥料になる。子どもの頃、その中を棒で開いてみるといろんな虫がいた。

言葉にして考えてみたことはなかったけれど、なんとなく循環というものを感覚的に理解していたと思う。

柿の実を残しておくと、鳥がついばんでいく。
鳥と人間が同じ物を食べているんだな~と思いながら、飛び立って行くまで眺めていたりした。

大地の上で生きているのは人間も鳥も虫もみんな同じ、生かされている。
人間の食べ物として与えられたかもしれないけれど、それだけではないと思う。

彼女は落ち葉を全部掃き取り、ゴミ袋に入れて出してしまう。
落ちた柿の実が臭いから取って捨てなきゃ・・と。
私はその臭いも好きだけどな・・・。

大地から吸い取った養分を焼却炉で灰にしているのだ。
もったいないなぁ。
庭の養分がどんどん少なくなるような気がする。

私が家を出た翌年、彼女は庭を丸裸にしてしまった。昔からあった大きな柿の木も根元近くからばっさり切ってしまった。

義父が孫達のためにブランコの綱をかけてくれた木だったのに。おおじいさんが養子に来てから接木をして、一枝だけ甘柿がなる大切な木だったのに。
美味しい蜜柑の木も、桜の木も、おおじいさんが亡くなった時に咲いていた椿の木も、大きな槙もつつじも。
私の長男が生まれた時の記念樹も。

久しぶりに帰ってそれらを目にした時、心は冷え々々として、とても悲しかった。
息子は青ざめていた。
私たちは言葉も出なかった。
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